ご存知の方はぴんと来たかもしれません。
ビジネス誌『日経ビジネス』の名物コーナー。

最近読んでいませんが、まだ実家にいた学生や新人社会人の頃、父の取っていた『日経ビジネス』を毎号読んでいました。

このコーナーは、経営に失敗した張本人からのインタビュー記事で、そのときの大型倒産事件等の核心に迫るかなり興味深いものがありました。
(今もこのコーナーはあるようです。)

なぜ失敗したか、あの時何があったのか、思えばあの時こうしておけば良かったかもしれない、といったことが語られます。
今回、この方向性とまったく同じだな、と思いながら感慨深く読んだ本がありました。

『私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日』



『千円札は拾うな』の安田佳生さんの著書です。
安田前社長は昨年会社が民事再生法の対象となって社長を降りられました。

今回の著書にはその顛末が書かれています。

潰れたのはもっともだ、ということはもちろん含まれているのですが、『千円札は拾うな』にあったのと同様、やはり光る言葉が見つかります。

たとえば、ワイキューブは新卒の採用支援会社なのですが、下記のような主張をしていたとのこと。

「中途採用に積極的な企業は、転職市場には優秀な人材が流通していると考えがちだが、「優秀な人はそもそも会社を辞めないから、転職市場にも出てこない」というのが私たちの持論だった。」

「経験の有無と能力の有無をかけあわせて、4つのタイプに分類したのだ。
経験があって能力がある人材は「即戦力」
経験がなく能力がない人材は「戦力外」
経験がなく能力がある人材は「未来の戦力」
経験があって能力がない人材は「即害力」

企業が一番ほしいのは、即戦力である。だが、即戦力となる人材は会社を辞めないし、辞めたとしても次の会社に引き抜かれて辞めていく。私たちのいう転職市場には出てこないという存在というのがこれにあたる。」

単純化しすぎの感もありますが、私共の事務所でも会計業界には珍しく新卒採用中心なので、共感するところがあります。

また、
「ビジネスの世界では投資する金額が大きくなればなるほど、勝てる確率の高い勝負ができると思った。」

「1千万円の資本金で1千万円の利益を出すには、元金を倍にしなければならないが、1億円を1億1千万円にするには、1割増やせばいいだけだ。

 資本金の倍の利益を出すのは現実的にはとても難しいが、1割の利益であれば不可能ではない。
 そういう考えのもと借入金を増やし、投資していった。」

資本金と借入金の概念が混在していますが、意味は分かります。

投資の世界では、Cash is Kingと言われているそうですが(ファンドを運営されているお客様から昨日聞いた言葉の受け売りです。)、まさにそうですね。

金持ちはより金持ちに、ということでしょうか。

失敗事例からも得るものがあります。

自分で何回も失敗しているわけにはいきませんから、他人の失敗も共有すれば良いのだと思います。

*********************** まとめ *****************************

失敗事例にも学ぼう


*********************** あとがき ***************************
ファンド運営のお客様と書きましたが、商売柄、私共にはお客様から投資の話も結構舞い込みます。
投資してください、というよりも、今こんな案件にかかわっているのですが、、、と通常は報告兼相談のような形でお話をいただきます。

対象は非上場株、FX、不動産、医薬品開発、、、
こんな会社が売りに出ていますとかの話も多いのですが、今はアメリカの油田開発プロジェクトや、特殊装置を使った植物工場の案件等が来ています。

投資に興味がある別のお客様にご紹介したりするのですが、皆さん独自ルートで確度を調べたりして、良ければ一緒に一口乗りますか、などと楽しくやっています。

ASCのお客様で投資にご興味がある方、ご連絡ください。
面白い投資案件をご案内します。
(本件はなかなか自由に公開できないものが多いのでお客様限定ということでご容赦ください))