「死ぬかと思った。」、「死ぬ気でがんばる。」
私達は結構簡単に使います。

しかし今回、本当に死ぬかと思った経験をし、がんばっている社長のお話を伺いました。

もう5年ほど前からお客様になっていただいているベトナム出身の方ですが、今回の話は初めてでした。

私よりも3つほど上なのですが、日本語も上手で漢字混じりの文書も普通に読むことができ、たまに本国と大きな取引をすることもあります。

そのため、現地のお金持ちが日本に来て商売をされているのかと思っていましたが、伺った話はまったく違っていました。

今回たまたま社長の事務所に伺って一緒に過去の書類を探すようなシチュエーションになったのですが、その際、昭和の時代の新聞記事のコピーが出てきました。

少年の写真が載っています。

「16の頃の私ですよ。」と社長が教えてくれました。

記事には、ベトナム戦争直後の混乱から船で脱出した少年を日本が受け入れたことが書かれていました。

そして、社長は世間話でもするように次のようなことを話してくれました。

・ベトナムから、夜、船で出発したこと
・出航前に多くの人がつかまって、一緒に乗れたのは20人ほどだったこと
・乗った船が追跡され機関銃で銃撃されたこと
・逃れた沖合いでエンジンが壊れたこと
・2週間以上漂流したこと
・水や食料がなくて困ったこと
・イギリスのタンカーに救出されたこと
・当初はアメリカに行きたかったこと
・日本でお寺の住職に後見人になってもらったこと
・高校の年齢だったけれども中学に入学して、勉強を始めたこと

別にしんみりするわけでもなく、いつものように目を丸くして「結構大変でしたよぉ」とおっしゃいました。

強いわけです。

そして、貪欲に仕事をして、日本で結婚して生まれた子供たちのために日々がんばっています。

私達は不足している部分ばかりに目が行きがちです。
しかし、死ぬ危険もなく、自分を試せる環境が既に与えられていることに感謝すべきなのだと思います。

いわゆる成功本というジャンルがありますが、そこで紹介される中にも、
・大きく挫折したり、不安に思うようなことも「これで死ぬわけじゃない」と思えばたいがいのことは些細なこととして乗り越えられる、
と書いてあります。

・がんばりすぎても普通は死なない
・死ななきゃならない挫折や失敗はない

そう思って、死ぬほどがんばれば成功に近づけるように思います。

死ぬほどがんばれる環境に感謝する。そして、がんばる。
そんな気持ちで私もがんばっていきます。



***************************近況から********************************
先週は高松に出張してきました。

東京近郊にあった会社が、社長の郷里に本店移転していたところ、税務調査が入ることとなり、その立会いのためです。

旅費がかかりそうだなと思っていたら往復の航空券とホテル代(それも朝食付!)で25,300円でした。
(帰りの時間が早ければさらに2,000円安いとのこと)

どんなボロホテルかと心配でしたが、実際は気持の良いくらい無駄を極力廃したビジネスホテルでした。

決して新しくはありませんでしたが、光インターネットは無料で使え、朝食もしっかりとしていてとても満足しました。
(ちなみにオークラホテル高松というホテルです)

競争を勝ち抜くために日々工夫を積み重ねていることが随所に伺え、その姿勢は是非参考にしたいと思いました。